Interview

お客様導入ストーリー

滅菌器が3台から2台に― 設備も人手も”増やさない”医院経営へ

医療法人インターメディカル なかい歯科

院長 中居 伸行 先生/事務長様/スタッフ様

診療フロアと予防(メンテナンス)フロアを持ち、3フロアで診療を行うなかい歯科。
滅菌業務には専任の第2種滅菌を配置し、細かなルールを設けるなど、高い水準で滅菌品質を保たれている歯科医院です。

そんな医院が、なぜ「きざいらず」を選んだのでしょうか。
きっかけは、意外にも「偶然の発見」でした。その先には、設備投資・人手・採用といった医院経営の課題を軽減する変化がありました。

きざいらず導入前に抱えていた課題

滅菌業務は「誰が担当する」と固定せず、手が空いているスタッフが交代で対応していました。専任の第2種滅菌技士を軸に、「いつ、どの器具を、どう滅菌するか」を細かくルール化していましたが、品質を守るためとはいえ、それを全員が守り続けることには負担もありました。

「一度にたくさん詰め込みたくなりますが、第2種滅菌技士から『詰めすぎるとちゃんと滅菌できない』と。だから少しずつこまめに回すことになって、結局滅菌の回数が増えてしまいます」

まとめて滅菌できない分、少量ずつ何度も回す必要があります。診療フロアでは1日4~5回、予防フロアでも1日2~3回の滅菌運転が必要でした。診療の手を止めて滅菌作業に入らなければならず、間に合わないときには、別フロアのスタッフにインカムで「滅菌お願いします」と応援を頼む―――そんな日常でした。

導入のきっかけと、決め手

きっかけをつくったのは、事務長様でした。

「探していたわけではなくて、たまたまネットで見つけました。『きざいらず』という言葉を見かけて、何だろう?と。このようなサービスがあること自体を知らない状態からのスタートでした」

第一印象は「面白いサービスだな」。院長に伝えると反応は早く、「話を聞いてみよう」とすぐに動き出しました。

ただ、スタッフの反応は賛否半々。「便利になりそう」という声がある一方で、「今までのやり方がいい」という声もありました。「発送の準備を誰が、いつやるのか」など実際の運用をイメージしづらい部分もあったといいます。

そこで、すべてを一度に置き換えるのではなく、まずは予防で使用する基本セットから、きざいらずに切り替えることにしました。

それでも導入に踏み切れた理由を、院長 中居先生はこう語ります。

「外科を含む診療器具は複雑であるため、自院ですべての器具を毎回ベストな状態に保ち続けることは簡単ではない。それならば、一定の品質基準で管理しやすいメンテナンス器具のみ外部に任せるほうが合理的だと判断しました」

事務長様も、最初から「きっと良いものになる」という期待があったといいます。一方で、不安もありました。当初は「自分たちの器具を回収・洗浄して戻してもらう」仕組みだと思っていたところ、実際は器具そのものをレンタルするシステム。器具が変わることで生じる角度や長さの微妙な違いや、使い慣れたものに変えることへの心理的な抵抗もありました。

導入してからの変化

導入後、特に大きかったのが「設備」の変化でした。

「オートクレーブが3台から2台になりました。ちょうど1台が経年劣化で交換の時期だったのですが、2台でいけるのでは?というタイミングと重なって。実際に2台で回せたので、買い替えずに済みました。」

さらに、各フロアに設けていた滅菌スペースのうち、地下フロアの滅菌設備が不要に。中でも、一番かさばっていた基本セットが減ったことによる効果は大きかったといいます。

現場の空気も変わりました。

「〇時までに滅菌を間に合わせないという時間のプレッシャーが、頭の隅からなくなった。診療中に手を止めてやらなきゃと焦ることも、なくなりました」

滅菌のために診療の手を止める場面が減り、目の前の患者さんに専念しやすくなりました。

導入してよかった点

「器具が変わると使いにくいのでは」という心配もありましたが、実際には比較的スムーズに使い始めることができたといいます。

中でも、スタッフから特に好評だったのがミラーでした。

「きざいらずのミラーで口腔内を見ると、格段にはかどりますし、視認性が向上したように感じています。目を近づけずに済むので、術者の負担も軽くなりました」

以前は劣化していても交換のタイミングに気付きにくく、使えなくなってから対応することもあったミラー。きれいな器具が定期的に届くことで、そうした課題も自然と解消されました。

きざいらずは、どんな存在ですか?

私はなるべく診療に入っていたいので、正直、滅菌業務まではなかなか手が回りません。だからこそ、スタッフにも診療に集中してほしい。そのストレスを減らせているのは、何よりありがたいことです。

「みんなが本業に集中するための、大切なシステム。それが私にとってのきざいらずです」

「辞めないスタッフ」という価値

事務長様は、採用と定着の視点から、きざいらずの価値をこう語ります。

「女性の多い職場なので、産休・育休や時短で、どうしても戦力は変動します。退職だと募集して一から教育し直すコストもかかる。その点きざいらずは、『辞めないスタッフ』で引き継ぎもいらない。人事を預かる立場としては、本当にありがたい存在です」

人が入れ替わっても、器具管理の品質にばらつきが生じにくい。教育やチェックにかかる負担も抑えられる。事務長様は、そんな存在を「辞めないスタッフ」と表現しています。

「歯科の採用は前から難しいですが、これからは一般のスタッフやアルバイトを一人受け入れるのも『ちゃんとした人』に来てもらうのは年々難しくなっていく。それをカバーできるものと考えれば、決して高くない。むしろ良心的だと感じています」

院長 中居先生のビジョンと、これからの歯科医療

中居先生にとって、きざいらずとは―――。

「人的資源を最大化するアウトソーシング、ですね。導入前の自分に一言かけるなら、もっと早く知っていれば良かったです」

その言葉の背景には、これからの歯科医療への視点があります。

「これから、特に予防や衛生士の業務は、保険制度から見ても比重が増していく。ドクターが削る治療より、衛生士が管理する領域が広がって、より質の高い仕事が求められる時代になります。仕事の密度を上げるという意味で、きざいらずはすごくいいと感じています」

作業に追われる時間を減らし、一人ひとりが専門性を活かせる環境をつくる―――。

院長の言う「仕事の密度を上げる」とは、そういう意味なのかもしれません。

導入前は賛否半々だったスタッフも、今では「これがない状態にはもう戻れない」と口をそろえます。

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